肥後物産通信12月号「産地の変化と対応について」

弊社での出荷の様子
弊社での出荷の様子

 来週には12月中旬となり、まもなく植付け作業も終わり生産も再開されます。さて今年を振り返りますと、産地では昨年は約1割の生産者がやめられ、秋は供給不足となってしまいました。つい数年前まで「注文すればいつでもある」という時代から大きく変わってきているように思います。人気の生産者の製品は順番待ちとなり、また、秋は中級品以下においては「相場が高いというより、ものがない」という状況となりました。

 

 また運送業界ではネット通販の拡大により人手不足は深刻なようです。一度集荷に来られたあとの追加の集荷は難しくなっています。集荷時間も少し早くなってしまいました。特に12月は通常の月の1,5倍に物流量が増えるといいます。ターミナルなどでの積み残しなど、配達が遅れる事はこれからも起こる事かもしれません。余裕をもった発注や、在庫を持つ事など時代や状況に合わせた対応が、これから求められるように思います。 

 

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肥後物産通信11月号「泥染めしていない畳表のご案内」

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肥後物産通信10月号「平成29年秋季産地研修報告(アンケートまとめ)」

 品評会の日に合わせて10月15(日)〜16日(月)に最高級品の見学と見分け方を中心とした研修会・講演会・展示会を行いました。その後、参加頂きました皆様からアンケートを頂きました。忙しい中にも記入頂きありがとうございました。

(以下は公開許可を頂いたものです)

 

<基本コース>

  • い草の詳しい、元芽〜1番〜9番の説明等は勉強になりました。福島様の営業方法等、真似できる所は高知で実践していきたいです。熊本表見本帳を使って営業していきたいです。(高知県 O畳店)
  •  初めて品評会の表、原草を見ることができました。今までそのクラスの表を比較しながら見れた事が良かったです。福島さんの話も面白く聞く事ができました。(兵庫県 H畳店)
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肥後物産通信10月号「平成29年秋季産地研修報告(概要)」

 品評会の日に合わせて10月15(日)〜16日(月)に最高級品の見学と見分け方を中心とした研修会・講演会・展示会を行いました。

 (概要)

◎日時:平成 29年 10月15日(日)~ 16日(月) 

◎目的:農林大臣賞受賞品はじめ品評会製品を見学する事で品質の説明により幅を広げ、お客様への価値提案力を高める

◎品質勉強会(初日) 参加者:32名(定員)

◎福島様による講演会(2日目)

演題「熟成表と無染土表を扱う私の体験談」

講師: 福島 潤一郎 様 

 (株)たたみ工房福島 代表取締役社長

参加者:54名

◎展示即売会(2日目)

熊本の最高級品を展示

参加者:畳店様78名・生産者様36名の計114名

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肥後物産通信9月号「講演会・展示即売会のご案内」

 9月中旬になり畳表の製織作業は最盛期を迎えました。今年の新草は硬くて長さもあり、新品種の涼風においては昨年以上の品質が期待されます。

 さて、今年も10月の品評会に合わせ、最高級品の見学と見分け方を中心とした研修会を行います。2日目の講演会は、熊本の(株)たたみ工房福島様をお招きして「熟成した畳表 の価値」や「泥染めをしていない畳表」の提案について、体験談を中心にお話し頂きたいと思います。  

 また16日(月)は展示即売会として、九州・山口地方のお客様を中心とした企画となります。

展示会では2年目となる涼風をはじめ、品評会クラスの商品を多く展示します。お客様への高級品提案時には、最高級品を見ておくことと、相場を知っておくことがポイントであると思います。この機会に是非ご参加ください。

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若手生産者との勉強会

価格安定に向けての全体設計作り

 

 近年は産地へ勉強にいらっしゃる畳店様の訪問が増え、高級品の需要が一部で増えています。一方で、今年夏の敷物新聞掲載の畳店アンケートにありましたように、化学表を扱うと答えた割合が前年2.6から今年10.9%と伸び、国産は前年59%から今年43.5%と減少しています。

 化学表のメーカーは1つの会社として、商品・価格・プロモー ション・流通をどのようにして市場でシェアを伸ばしていくか、全体設計がしっかりしているように思います。

 

 一方、我々熊本産地では、生産者と問屋がそれぞれ思い思いに生産・流通しており、いかに国産を売っていくかの全体設計はあまりないように思います。産地が少人数となった利点を生かし、熊本産畳表をいかに販売していくかの全体設計を生産者と問屋が一体となって検討し、今後も産地として全国に安定供給出来る事につなげていきたいという趣旨で行いました。

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肥後物産通信8月号 「新草収穫状況」

 新草の特徴・品質について生産者に聞いてみました。今年は豊作年となり、全般に長く実入りが良いとの声が聞かれました。

 要因として

  • 5月の新芽の出芽時期に天候が良く、出芽が順調だった。
  • 晴天が続き一時は伸び悩んだ時期もありましたが、梅雨に入り一気に新芽が伸び上がった。
  • また1株当りの新芽の茎数が多く、7月初旬以降の晴天で実入りが良くなった。

 があげられます。

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肥後物産通信7月号「平成29年第7回 産地研修報告」

 2回目の刈取り研修は、関東、中部、近畿、九州地方より12名の畳店様が来社されました。梅雨明けして日中は炎天下での作業となりましたが、各グループ脱落者もなく無事に体験を終えました。参加された畳店様からは「2年ぶりの刈取り体験、ぜったいに倒れないうように気を付けた。疲れたけど充実した体験で参加して良かったです」など、コメントをいただきました。

 生産現場での体験に協力頂きました、岩本様、橋口様、山下様、江嶋様には大変お世話になりました。

 

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肥後物産通信7月号「平成29年第6回 産地研修報告」

 5年目の刈取り研修第1回目は、作業の1日を体験させて頂く「体験重視コース」に東北、関東、中部地方より12名の畳店様が来社されました。研修3日前に台風3号が上陸し、暴風の影響から網を掛けた田圃のい草が傾いたところが多く、網外し作業では思った以上に苦戦したグループもありました。参加された畳店様からは「想像以上にきつい作業に驚いた。収穫作業を頑張っている農家さんへの感謝の思いでいっぱいになった。」など、コメントをいただきました。

 生産現場での体験に協力頂きました、生田様、赤星様、吉田様、上本様には大変お世話になりました。

 

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肥後物産通信6月号「平成29年第5回 産地研修報告」

 6月3日は畳研会の皆様が6名で来社されました。午後からの半日ではありましたが、品質勉強会と生産現場の見学を行いました。

ご協力頂きました生産者の清田様、泉様には大変お世話になりました。

 

◎実施日:平成29年6月3日(土)

◎参加者:7名

◎目的:お客様への価値提案力を高める

◎目的の達成度(平均93% アンケート集計)

◎研修内容

 1、品質勉強会

 2、生産者の製織作業見学

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肥後物産通信6月号「平成29年第4回 産地研修報告」

 5月30日は山梨県畳組合様が5名で来社されました。午前中は品質勉強会を行い、午後からは畳表の生産現場と現在の田圃を見学されました。

 ご協力頂きました、江嶋様、田島様には大変お世話になりました。

 

 

◎実施日:平成29年5月30日(火)

◎参加者:5名

◎目的:お客様への価値提案力を高める

◎目的の達成度(平均95% アンケート集計)

◎研修内容

 1、品質勉強会

 2、生産者の製織作業・圃場見学

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肥後物産通信6月号「平成29年第3回 産地研修報告」

 5月26〜27日は愛知県より西三畳工組合の皆様10名が来社されました。組合様での来社は2回目でもあり、品質勉強会では前回の復習もあって理解を深められたようです。

 

初日は品質の見分け方を中心に行い、二日目は2班に別れ実際に畳表を製織してもらい、同じ織機で織ってもそれぞれの生産者の工程や手間のかけ方で、畳表の品質に違いが出てくる事を体験して頂きました。

 

 この度の製織体験にご協力頂きました、赤星様、吉田様、には大変お世話になりました。

 

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肥後物産通信5月号「7月産地研修のご案内」

 今年も刈取り時期が近づいてまいりました。「体で感じた体験がお客様への提案の質を上げる」この事は体験を経験された皆様のその後の経過から言えるように思います。刈取り体験は少人数による体験重視コースで企画しました。

 

 勉強会では基本をマスターされた方には「応用コース」を用意しています。お客様に品質の説明シーンになったら「勉強した事を生かす自信はあるけど、そこに至るまでの集客が難しい」との声があります。集客のテクニック的な事は扱いませんが、お客様が多い店には共通する要素があり、受注から納品・アフターに至る各プロセスを成熟レベルで見ていき、自分の店に役立つ要素の発見につながる内容となっています。 

是非ご参加頂きますようご案内申し上げます。

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肥後物産通信4月号「品種による耐久性について」

 畳店様より質問を頂きましたのでご紹介いたします。

 

Q:草の強さランキングでいうと涼風は一番強いですか?

 

A:草の強さ・耐久性という事では、研修でも触れていますが、基本的には実入りが良く草に丸みがあるものが強いと思います。同じ実入りであれば茎の直径が大きいものがより強いでしょう。

そのため、一概にどの品種が一番強いとは言えないと思います。

 

 作り手によりますが、夕凪は表皮が硬いのですが実入りが早刈りのせいかあまりよくない傾向で、極端な例えですが、ストローみたいに周りは硬くても中身(灯芯)が薄ければ皮向けは早いと過去の事例より思います。一見、「表皮が硬いこと=耐久性あり」と思われがちですが、より灯芯の実入りを重視したほうがいいと思います。

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肥後物産通信3月号「い草原料が入手困難な状況について」

 昨年秋頃より、加工専門業者(原料い草を買って製織される生産者)では、数年前と比べ「思うような、い草原料が手に入らいない」と聞かれます。関係者に聞くと

  • 不作が2年続いた事と生産者の減少で、販売にまわせる原草そのものが少ない
  • 原草市場の出品は下草(100cm以下)の割合が多く、目当ての長い(130cm以上)の割合は1割にも満たない
  • 畳表の相場が良いことから、基本的に品質の良い原草は生産者で畳表に加工してしまう

といった声が多いようです。

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肥後物産通信2月号 「平成29年第2回 産地研修報告」

 第2回産地研修 2月9日(木)〜10日(金)は関東、東海、関西、四国、九州より23名の畳店様が来社されました。第1回と同じ内容で、初日の基本コースは、品質の見分け方を中心に行い、応用コースは品質の良い物が選ばれるための経営計画書作成を行いました。2日目の体験は実際に畳表を製織してもらい、同じ織機で織ってもそれぞれの生産者の工程や手間のかけ方で、畳表の品質に違いが出てくる事を体験して頂きました。

 この度の製織体験にご協力頂きました、前橋様、早川様、吉田様、上本様、また研修会・製織体験において、より深い専門知識を紹介頂きました森崎様には大変お世話になりました。

 

◎実施日:平成 29年2月9(木)〜 10日(金)

◎参加者:23名

◎目的:トップクラス生産者の製織作業を体験する事で品質の説明により幅を広げ、お客様への価値提案力を高める

◎目的の達成度(平均 91% アンケート集計)

◎研修内容

 1、品質勉強会(基本コース 15名、応用コース 8名)

 2、生産者の製織作業体験、圃場見学

 

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肥後物産通信2月号「平成29年第1回 産地研修報告」

 2月3日(金)〜4日(土)の産地研修は北海道、関東、東海、関西、四国、九州より26名の畳店様が来社されました。

 初日の基本コースは、品質の見分け方を中心に行い、応用コースは品質の良い物が選ばれるための経営計画書作成を行いました。半日で成果を高めるために、ITコーディネータ協会が提供する経営戦略策定の「経営者研修教材1日版」、「ビジネス競争力自己診断ツール」などを活用して進めました。

 

 2日目の体験は実際に畳表を製織してもらい、同じ織機で織っても、それぞれの生産者の工程や手間のかけ方で、畳表の品質に違いが出てくる事を体験して頂きました。

 この度の製織体験にご協力頂きました、萩平様、橋口様、森野様、岩井様、また研修会・製織体験において、より深い専門知識を紹介頂きました森崎様、JA八代 い業センター長の谷川様には大変お世話になりました。

 

◎実施日:平成 29年2月3(金)〜 4日(土)

◎参加者:26名

◎目的:トップクラス生産者の製織作業を体験する事で品質の説明により幅を広げ、お客様への価値提案力を高める

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肥後物産通信1月号「若手生産者との情報交換・加工講習会」

 1月19日(木)に若手を中心とした生産者33名と「新春情報交換と加工講習会」を行いました。昨年は「仕上げキズ」防止のための畳表仕上げ講習会を行いましたが、今年はその次にクレームが多い「色違い」防止の方法について学ぶ事を主な目的としました。

 最初に、弊社より現在の畳表の流通事情・主なクレーム等を報告した後、早川猛様より、色違い(色段)等を発生させない為に実践されている作業工程を紹介し、質問を交えながら品質についての考えを発表して頂きました。参加された皆さんから次々と質問を頂き、予定した時間もあっという間に過ぎました。

 研修会後は早川様ご夫妻の天皇杯受賞を祝い、祝賀会を兼ねた懇親会を行いました。ここでも若手の方々と今後の農業経営に対しての姿勢など、活発な意見交換が出来ました。

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