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カビ経過報告(7月27日)

 熊本では梅雨明けは6月にしたものの、7月は梅雨末期のような長雨が続いていました。このような中、A宅の掃除をしていない部分でカビが発生しました。(A宅では掃除の効果をみるために、実験として座敷の真ん中から下半分は掃除をして、上半分は掃除をしてませんでした。)

 6月はD宅で洗濯物の湿気が原因でカビが発生しており、換気が対策のポイントといえると思いますが、今回は、掃除が対策のポイントと思われます。したがって畳表のカビ対策としては、やはり「換気と掃除」がポイントである事が言えると思います。


A宅(和風建築):A宅では、当初より掃除の効果をみるために、実験として座敷の真ん中から下半分は掃除をして、上半分は掃除をしてませんでした。なんとなくカビの匂いがし始めたような気がして、確認したところ、掃除をしていない方の四隅にうっすら白いカビが出ていました。全体を斜めから見ると掃除をしている方としていない方では色の違いが見られ、掃除をしていない方がうっすら白く見えます。(参考までに、これぐらいのカビであれば、畳の目に沿って掃除機をかけると綺麗になります。)

掃除をしていない部屋の上半分でカビ発生

真ん中から下半分は掃除をして、上半分は掃除をしていない
真ん中から下半分は掃除をして、上半分は掃除をしていない
斜め撮影:半分から上が掃除なしで、白くなっているのがカビ
斜め撮影:半分から上が掃除なしで、白くなっているのがカビ


B宅(和風建築):その後もカビ発生は見られず。換気は湿気のある日でも行っていますが、直射日光を避けるため障子は閉めています。日常的に使うので、換気と掃除は行っています。

敷き込んで約2ヶ月となりましたが、この時点で無染土表と通常の染土付きの表と変わらない色になっています。

B宅(2022/7/22)
B宅(2022/7/22)
無染土表と通常の表の色合いは同じになる
無染土表と通常の表の色合いは同じになる
北側の無染土も染土付きと変わらない色に変化
北側の無染土も染土付きと変わらない色に変化


C宅(鉄筋コンクリート):カビの発生はありません。シミの後も全体が退色してきて当初より目立たなくなった気がしました。

C宅:
C宅(2022/7/24)
水分でシミ(カビ発生は見られず)
水分でシミ(カビ発生は見られず)
マット下は退色しておらず青みが残った状態
マット下は退色しておらず青みが残った状態


D宅(和風建築):環境:昔ながらの和風建築の座敷(週1回、空気の入れ替え、洗濯物を干す部屋)

週一回、空気の入れ替え、洗濯物を干す部屋。6月21日カビが発生しましたが、その後はカビの発生は見られません。

6月にカビを発生した部分。その後は発生せず
6月にカビを発生した部分。その後は発生せず


E宅(和風建築):カビ発生は見られず。

ひのはるかで部分的に色抜けが確認出来ていますが、徐々に目立たなくなってるように感じます。

E宅
E宅
部分的な色抜けも徐々に目立たなくなってきた
部分的な色抜けも徐々に目立たなくなってきた


会社事務所2階(鉄筋コンクリート):

東側:カビ発生は見られず。テーブルを置いていたところに色違いが見られましたが、時間の経過でわからなくなりました。全体の色合いも似てきました。

西側:カビ発生は見られず。陽の光の入りが少ないためと思われるが、全体の色合いにまだ差がある。

 

会社2階東側
会社2階東側
6月はテーブル置いた後がわかった
6月はテーブル置いた後がわかった
会社2階西側)全体の色合いにまだ差がある
会社2階西側)全体の色合いにまだ差がある

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