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肥後物産通信6月号「生産者との勉強会報告」

勉強会風景
勉強会風景

 5月30日(火)は生産者の方々と現地検討会・加工講習会を行いました。アドバイザーを努めて頂きました、森崎様、早川様には大変お世話になりました。

 

目的:生育状況視察、加工技術の向上

場所:肥後物産(株)

内容:

  • 現地検討会 15:00〜16:00(アドバイザー:森崎和義 様)21名参加(定員)
  • 加工講習会 16:00〜17:00(アドバイザー:早川 猛 様)34名参加

 

3件のせとなみ
3件のせとなみ(実際の根はもっと長いのですが、途中で切っています)

◎現地検討会

 本年度せとなみ栽培のご協力を頂いた3件の圃場を中心に、生育状況見て廻る予定でしたが、梅雨入りによる強雨が予想されたため、森崎様よりご用意頂いた、3件のせとなみ1株と資料を元に、座学での勉強会としました。

 森崎先生からは、この時期の水管理についてなど、なぜそうしなければいけないか、資料も交えて論理的な説明を頂きました。

 生産者からは質問も数多く頂き、的確な指導を頂き、今後の生育が良くなることにつながれば幸いです。

 

スライド資料より
スライド資料より

◎加工講習会

 畳店様よりクレームとなった事例をいくつか報告して、これらの現物を見て頂きました。原因の検証と今後の再発防止策について、意見がありましたが、色違いについては、はっきりした原因は分かりませんでした。ただ考えられる原因を省いていくことが重要と思いました。

 

 その後、早川様より用意して頂いた「加工講習会テキスト」元に、発表して頂きながら、生産者の皆さんと意見交換を中心に進めました。

 この「加工講習会テキスト」は、技術的なことより、キズを出さないことや、経営全般に関しての「考え方」をあらわしたものでした。

 畳店様の産地研修でも、知識の習得はもちろんですが、参加された方の成果につながっている事例をみると、仕事の多い人たちとの交流(考え方に触れること)の重要性をあげられる方もいらっしゃいます。

  技術の習得だけしても、基本となる考え方の方向性が違っていれば成果につながりにくいようにも思いますので、その意味では、この早川様の資料は農業経営するうえで貴重なものと思います。

 

早川様公演風景
早川様公演風景

◎ アンケート結果 満足度:平均 81.9%

 

( 以下、コメントとして主なものです)

  • クレームは耳が痛かった。クレームを出さない努力をしたい。各地区でのやり方だけでなく、森崎先生のやり方を取り入れようと思う
  • い草の生育だけでなく、田の起こし方なども知りたい
  • クレームの写真等を具体的に見る事ができ、畳店からの指名から外れる危険があると知り、今後の加工に気をつけていきたい。今後も生産者と問屋を通した勉強会は続けていってもらいたい
  • 個人のブランド力を上げる為に、早川さんが取り組んだ行動など、すごく勉強になりました。今後、活かしていきたい
  • とても勉強になりました。今後の仕事の仕方、心づもりを改めて頑張っていこうと思います 
  • SNS活用、生産者によってオリジナルのモノ(ラベル)があるなど、事例を紹介してほしい
  • 品種の差の勉強会をよろしくお願いします
  • ひのみどりの作り方
  • 仕上げ作業の話しがありましたが、個人ブランドを作るという意味ではとても大事だと思いました
  • まだピンとくる所とわからない所があるので、これからも勉強会を開いてもらえると嬉しいです
  • 活かします。頑張らねば!早川さんの言葉は重いですね!
  • もっとプロの声が聞きたいです。(色々と)
  • せとなみ以外の現地検討会を行ってほしい
  • 質問時間をもう少し!
  • 内容が片寄りすぎている感じがしました。
  • 加工講習会との事でしたが、技術的な話しが具体的に聞きたかった。