昨年12月20日に事務所と応接間を畳敷きにしました。それから半年経ち、その経過について以下の5項目のうち、「1」と「2」の項目について報告します。
検証内容
- 令和3年、4年産などと新草の色の違いは、どれぐらいの日数で変わらなくなるのか?
- 折り筋は何日ぐらいで消えるか?
- 出入りの多い部分の品種による耐久性の違いは?
- 来年6〜9月頃は机の下などカビは発生するのか?
- 畳オフィス空間での業務は快適なのか?
検証1:令和3年、4年産などと新草の色の違いは、どれぐらいの日数で変わらなくなるのか?
畳工事をした当初は、様々な畳表を使用した事から、青みの色合いも様々でした。半年経って全体をみると、ほぼ同じような色合いになり現在は違和感がなくなりました。
事務所比較
応接間比較
令和3年と4年産
以下の写真は玄関口の令和3年と4年産の畳表です。納品時は生産年度の違いから、明らかな色の違いがありましたが、半年もすると、その差はほぼ気にならない程度になりました。この事より、通常の畳表の生産で、天候による若干の色違いは、割合早く馴染んでくるものと思われます。
◎まとめ(色違い)
この検証から納品時の若干の色合いの差(青口と白口)は、半年内でほぼわからなくなるのではと思います。
検証2:折り筋は何日ぐらいで消えるか?
3ヶ月が経過した時点では、まだ折り筋が確認できました。おそらく12月〜翌年の3月までの冬の間は湿度が低いため、折り筋の消え方は遅かったと思われます。その後、4月に入り徐々に湿度が高くなってくると目立たくなりました。
2022年5月に社員5名のそれぞれの自宅で畳替えをした際は、10日ほどで折り筋は目立たなくなった経過がありましたが、今回の冬の時期と、過去の春の時期では、湿度の違いで目立たなくなる期間がだいぶ違う事がわかりました。
今回の折り筋のある畳表は1枚が2.9〜3.0kgあり、数ヶ月〜数年折りたたんだ状態で、折り筋もくっきりしていましたが、畳表が湿度を吸収したことで、目立たなくなる事がわかります。
出荷時の梱包はお客様により
- 折りたたんでの梱包(い筋が曲がらないように)
- 巻いて梱包(い筋より折り目がつかないように)
の2つの形態で出荷していますが、「1」の梱包で出荷して数日で使用される場合は、そこで少し発生するかもしれない折り目は、割合早く消えるのではないかと思われます。
◎まとめ(折り筋)
この検証から折り筋は、冬場は期間が経っても若干残りますが、湿度がでてくる4月以降であれば10日ほどで消えると思われます。
以上、参考までに敷き込み後の経過を報告しました。
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