使命
熊本特産「畳表」の良さを全国にお届けします
社長メッセージ
外国産や化学畳表が市場の約8割を占める中、私達は熊本県産畳表の専門問屋として地元の特産品の良さを全国へお届けし、地域社会の発展と畳文化に貢献していきます。
い草の良さをお伝えするために、泥染の時に着色剤などを入れない、また畳表になってからも着色や防カビなどの加工をしない、そのままの無着色の畳表にこだわり、またきちんと熊本県産の原産地表示と生産者名を明記した商品を全国へお届けしています。
事業の特徴として、ネットでの販売に力を入れ、現在は約3分の1がPCまたはスマホからの注文となっています。また、2013年より産地研修を始め、延べ参加者は2023年5月現在で1192名となりました。より良い品質の畳表の提案につなげて頂き、「い草の畳はいいね」と施主様より言って頂けるよう、また生産者も、より良い品が売れてやりがいを感じて頂けるよう取り組んでいます。
将来像「地元若者が夢を持てる会社になる」
以前より学生がいざ就職となると、「地元には良い企業がない」という事で、県外に私たちの仲間が出ていきました。私たちは小さい会社ながらも志を高く持ち、「自分たちの得意な事を生かし人や社会に役立つ会社になる」よう努力し、やがて地元若者から就職したいと言われるような雇用の場をつくることにより、地域に貢献していきたいと思います。
2030年のSDGs達成に向けた経営方針と目指す姿
2021年8月 熊本県の第1期 SDGs(持続可能な開発目標)登録事業者となりました。
NHKで2021年の春に放送された「2030年 未来への分岐点」の一部を社員皆で見て、「次の世代の人達に誇れる10年にしたい」という思いで自分たちにできる事を考え文書化し登録されました。詳細はこちらです。またこの活動を始めた背景はこちらです。
廃プラ削減の時代に、化学製品の畳表が増える中で、自然に優しい天然い草の畳表が、より選ばれるような流通の仕組みをつくっていく事が我々の経営方針です。 また、これによって畳の部屋に化学製品の床材ではなく天然い草が選ばれ、熊本特産品の畳表を全国へ広める事で、地域社会の発展に貢献する企業を目指します。
|
(1)個々の社員の得意な事を生かし人や社会に役立つ会社になる
会社全体の得意な事として、
1,畳表品質の見分け方の知識を畳店様に提供する研修会を開催(5年間で受講者延べ860名)
2、お客様の好みを数値管理した履歴管理と在庫管理の独自の情報システムがあること
3、スマホにも対応したネット発注サービスを独自開発して利便性を提供出来ている事
この技術を更に磨き人や社会に役立つ会社を目指します。
業務内容は、仕入、選別、梱包、出荷、営業、情報システム開発、研修企画、ホームページ制作などがありますが、社員それぞれに得意な分野を担当して、全体の事業価値を高めていきます。
また、多様な人材(女性、高齢者等)が、十分に活躍できる環境をつくり、全ての社員がいきいきと働ける会社を目指します。
(2)本物を提供する
熊本畳表の"良さ"を伝えるために、農家が生産したままの姿で出荷する。さまざまな着色や防カビ加工などは行わない。業界内部で求められる事もあるかもしれませんが、最終消費者がその加工過程や加工後の品質劣化を知ればこれらを望む人は少ないと思います。 最終消費者の立場に立った商品提供を心がけ、私たちは本物を伝えるべく、うまく伝わる仕組みを研究し、情報発信と対話を重ねます。
平成12年までは畳表の品質を良く見せかけるために製造過程や流通過程において多くが着色されていました。熊本産地ではこれらの姿勢を改め、現在では製造過程においてほぼすべての商品が無着色として流通しています。流通過程における様々な加工は、業者によりそれぞれ違いますが、弊社では本物が評価され、い草の良さを伝えるには無加工であるべきと考えています。
また、天然のい草には「抗菌作用」「化学物質吸着作用」他様々な機能が備わっています。
一方、様々な加工処理を行うと、加工時における熱処理によって、様々な機能が損なわれ、表皮が剥がれやすくなるなど耐久性が劣る原因につながります。
「特産品の良さをお伝えしたい」という理念のもと、1年間かけてつくられた天然の抗菌作用、粘り、耐久性他様々な機能をそのままに織り込んだ畳表を扱うことを方針としています。
2.生産者名・写真入ラベル、梱包シール
弊社ではお買い求めの畳表の品質がどのランクに位置するのか独自規格を設けて梱包に同封しています。品質の説明図は現在産地研修で行っている内容に沿ったものとなっています。
また2014年4月にはこれまで使用していたラベルに代わり、弊社独自の管理番号を表示しています。この番号により「仕入先→肥後物産」の履歴や生産者情報が管理されています。
3.品質Q&Aパンフレット
九州圏内を中心に販売
(会社設立当時の写真)
当時はワラで梱包。
当時は50枚梱包。平成27年現在は主に20枚〜30枚梱包になっています。
物価統制令解除と共に販売網を全国に展開
昭和35年 第2倉庫
昭和39年 第3倉庫
昭和41年 食堂完備
昭和43年 第4倉庫
昭和48年 第5倉庫
昭和60年 現在の事務所を建設
平成4年 熊本畳表銘柄研究会設立と共に、優良農家より継続して仕入れる仕組みを始める。当時、高級品は備後表や小松表という地域にも、品質の高い継続して仕入れられる当時の生産農家の協力で次第に熊本産も高級品のポジションを獲得し始める。
(有)CANの設立メンバーとして参加(〜平成15年)
コンピュータによる販売管理システム稼働
産地偽装を防ぐためすべての商品に生産者名を明記 また一部の生産者と共に 無着色で色が青くなくても品質が良いことを説明するパンフレットを作成。青いものが良いとされてきた商品の見方に一石を投じる。この頃から農家のパンフレットが多くなり始める。
国産畳表ネット発注サービス開始(専用ソフト)
メール:higobussan(at)gmail(dot)com
*スパム対策のため記号を文字にしています