畳表は最初は同じように見えても、時間の経過と共に品質の違いがあらわれてきます。購入の際には以下のポイントをご参考にしてください。これらを事前に見分けるポイントは主に次の2点です。
そして、見分け方のキーワードは草の色や太さなど「揃っているか」です。
綺麗な退色の見分け方は、畳表のヒゲと言われる根元の部分をご覧下さい。根元の色が白系の一色に近く、草の粒揃いの良い製品が優れます。
高級品
白系の一色に近く、草の太さも色も揃いが良い
黒い筋は少なく、飴色一色に近く綺麗に退色します
下級品
根元の色が赤、茶、黄、白など4~5色。草の太さもバラつきがあります
黒い筋が目立ち、何色かに分かれて退色します
なぜ、このように揃った「い草」と、不揃いの「い草」に分かれるのでしょうか?
これは、い草の成長過程と新芽と古芽の事を知ると理解できます。
耐久性は畳表のヒゲのい草の先端部分をご覧下さい。握って跳ね返りがあり、ポロポロ折れない草が耐久性に優れます。
以上のような見分け方がありますが、実際に見分けるのは難しい面があるかもしれません。
そこで全国の産地問屋で構成する全国い製品卸商業団体連合会では、消費者にとって見分けが難しい畳表の良し悪しを、畳表アドバイザー資格を持つ産地のプロが「この畳表は敷いたあとも綺麗に退色して丈夫」という熊本県産の製品に推奨品シールを貼り、安心してお買い求め頂けるようにしています。
推奨品には推奨品(優)と推奨品(良)の規格があります。
産地における規格はこちらで、各産地問屋が格付けをして責任をもってシールを貼ります。事業者名はシールに記載されております。