肥後物産畳表の特徴

肥後物産畳表
肥後物産畳表

 弊社では本物が評価され、い草の良さを伝えるには無加工であるべきと考えています。

泥染の時に着色剤などを入れない、また畳表になってからも着色や防カビなどの加工をしない、そのままの無着色の畳表にこだわり、またきちんと熊本県産の原産地表示と生産者名を明記した商品を全国へお届けしています。


自宅に敷くなら無着・無加工です

 産地の私たちが自宅に畳表を敷くなら、無着色・無加工の畳表を敷きます。カビの問題も「換気と掃除」を注意さえしていれば、特に気になりません。

 これまでも何度かカビの実験を行いましたが、「換気と掃除」をすることで、新草であってもほぼカビは生えず、仮に生えたとしても、簡単に掃除機をかけるか、拭き取れば問題ない事を知っているからです。

 夏などは、無着色・無加工のい草の上でゴロンとなると、とても気持ち良いものです。「産地の私たちが持つものと同じレベルの情報」をお届けすることが出来れば、より無加工のい草が選ばれるのではと思います。



無着色ラベル
無着色ラベル

 

「原産地表示があることが、当たり前の流通にしたい」という考えのもと、写真の農家ラベルは、畳表6枚に1枚をつけて出荷しています。

 

 


現在熊本産の多くは、原料原産地が熊本産である事を示す「QRコードの入ったタグ」が5枚に1枚の割合、もしくは1枚ごとに織り込まれていますが、100%でないため、弊社では全国い製品卸商業団体連合会が発行する「くまもと畳表」のシールを貼っています。 


泥染時に着色剤を入れると見かけが良くなりますが、い草が持つ様々な特性は損なわれます。また織り上げた商品に更に着色剤で吹き付けて見かけを良くしたり、染土が付かないように様々な加工を行った商品もあります。

天然のい草には「抗菌作用」「化学物質吸着作用」他様々な機能が備わっています。一方、様々な加工処理を行うと、加工時における熱処理等によって、様々な機能が損なわれ、表皮が剥がれやすくなるなど耐久性が劣る原因につながると思われます。 1年間かけてつくられた天然の抗菌作用、粘り、耐久性他様々な機能をそのままに織り込んだ無着色の畳表をお薦めします。