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肥後物産通信11月号「いぐさのリラクゼーション効果発表」

日航ホテル 会場入口
日航ホテル 会場入口

 熊本県農業研究センター アグリシステム総合研究所様では、九州大学との共同研究において、いぐさのリラクゼーション効果はじめ、他の敷物と比較し、どれほど優れているのかなど、データで示される発表会が行われました。

 

日時: 令和元年10月25日 14:00~16:00
場所 ホテル日航熊本 5F 「肥後」
主催・共催 熊本県、株式会社日比谷花壇、ホテル日航熊本

 

以下、概要です。更に詳しくは産地研修にてご報告したいと思います。

 

い草畳と新素材畳の特徴

 

い草畳 新素材畳

 湿度を調整

 滑りにくクッション性がある
 空気浄化作用  掃除がしやすい(水拭き可能)
 抗菌作用  ダニ・カビに強い
 リラックス効果・鎮静効果  色が変わりにくい

          ↑

何によってもたらされるのだろうか?


国産と中国産の香りの違い

(ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)による成分分析)

 

結果:「中国産と比べて国産の揮発性成分(香り)は格段に多い」

(ここでの実験は、国産は無染土が使われています) 

国産と中国産の香りの違い「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」
国産と中国産の香りの違い「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」

い草の香り成分
い草の香り成分「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」

・い草の香りとは

 SPME法によるい草由来の揮発性成分の定性分析結果は右の図の通りです。主な成分はHexanal(ヘキサナール)

 

国産い草の優位性の1つとして「香り」があげられます。

これまでの材木や森林浴の香りがヒトに与える生理的・心理的な効果の報告として

  • リラックス効果
  • リフレッシュ効果

などがあるとされています。そこで、い草の香りに着目したヒトへの効果検証として、以下の実験が行われました。

  1. 日常生活を模した状況で、ヒトの生理・心理に与える影響を検証する
  2. い草の健康空間が夜間睡眠時のヒトに与える影響を検証する

1、日常生活を模した状況で、ヒトの生理・心理に与える影響

心電図測定結果

課題中の副交換神経活動「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」
課題中の副交換神経活動「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」

い草は副交感神経を有意に高めた

→い草は鎮静効果を有する

脳波測定結果

課題中の後頭部α帯域振幅「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」
課題中の後頭部α帯域振幅「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」

低濃度のい草はα帯域振幅が有意に高かった

→い草は鎮静効果を有する



脳波測定の様子
脳波測定の様子

脳波について

脳波について「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」
脳波について「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」

「1、日常生活を模した状況で、ヒトの生理・心理に与える影響を検証する」に関してのまとめ

  • 副交感神経活動
  • 後頭部α帯域振幅

いずれも「い草で有意に高値」であり、生理的な鎮静効果を示唆

「1」結論

い草の香りにはリラクゼーション効果がある



次に「2,い草の健康空間が夜間睡眠時のヒトに与える影響を検証する」

心理的検査

<印象評価質問紙(SD法)>

心理的検査「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」
心理的検査「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」

い草畳では「落ち着く」「スッキリする」

2項目の印象が有意に高かった

生理的検査

<睡眠計スリープスキャン>

睡眠計スリープスキャン「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」
睡眠計スリープスキャン「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」
  • い草畳は睡眠効率が有意に高かった
  • 睡眠効率が高かった被験者が、い草畳の被験者で多かった


睡眠中の副交感神経活動

睡眠中の副交換神経活動「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」
睡眠中の副交換神経活動「九州大学農学研究院 農学博士 清水邦義」

ヒト試験まとめ

有意な差が見られた測定項目

◎心理検査

  • SD法:「落ち着く」「スッキリする」
  • VAS法:「芳しさ」がい草畳で有意に高値

◎生理的検査

  • 睡眠効率がい草畳で有意に高値
  • 最も睡眠効率が高かった条件がい草畳の被験者が1番多かった
  • 副交感神経活動は、い草畳で高かった

 

「2」結論

い草畳部屋は、睡眠の効果を高める効果がある



国産い草畳の多面的健康効果は高い!!

国産い草畳の多面的健康効果は高い
国産い草畳の多面的健康効果は高い

心と身体の健康を日々のい草畳健康空間から得てみませんか?

 

以上は、令和元年10月25日に行われました、熊本県農業研究センター アグリシステム総合研究所様と、九州大学との共同研究の成果発表の資料より許可を得て抜粋し、弊社にて編集したものです。

熊本県い草・畳表活性化連絡協議会資料より
熊本県い草・畳表活性化連絡協議会資料より