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肥後物産通信11月号「泥染めしていない畳表のご案内」

 10月の弊社展示会において、展示しました「泥染めしていない畳表」のご紹介です。

 

◎はじめに

 毎年約5%前後の生産者が減少し、後継者が12%という中で、これからの熊本産地の若手・後継者の事を考えますと、染土のホコリによる作業環境の改善が必要に思い、少しでもクリーンな環境づくりにつなげたい事が生産と販売の趣旨です。 この趣旨に賛同頂き、快く技術指導頂きました先駆者の岡様には感謝申し上げます。

 泥染めをしないと、均一な乾燥や製織が極めて難しくなり、染土がないため同じ重量を保つのに、その分多くのい草の本数を使用するといわれます。また今回の泥染めをしない畳表はい草が例年より短かった事もありますが、泥染めした畳表より、先枯れや折れなど、い草の選り出しが多くなった事で、一般的には1反当り350〜400枚程できる畳表が240枚程の生産予定です。

ここで紹介する畳表は、約30センチ幅の見本的なものになりますが、乾燥や選り出しの手間を掛け、生産者の高い加工技術により綺麗に織り上げました。

 2017年1月中旬から織り始めますが、今年度は0.7反分の生産枚数になります。実際の商品が入荷しましたら、改めて写真や重量等をお知らせしたいと思います。

◎特徴

・納品時に畳表を拭かなくてもよく、カビが生えにくい。

・い草の油成分が出てツヤがあるため、ホテルや旅館などの大広間などでは、酒をこぼしても裏側まで浸透しづらく、裏返しが出来る可能性が広がります。

・通常と同じ畳表の重量を保つために、染土がない分、多くの「い草の本数」を使用しています。

・染土がないことで品質の落ちる草は手作業により省いています。そのため下級品でも選りすぐられた品質のより良い草で織られています。

◎デメリット

染土がないために

・通常の畳表に比べ、い草の油成分でツヤがあり滑りやすい。

・早く退色してしまう。

・通常なら染土で隠れてしまう品質の落ちる一部のい草も手作業で取り外すために 、単価が高くなってしまう。


(6種類の畳表サンプル 1番〜6番抜き)


1番抜き 約20枚(2017年に生産できる枚数)

 本間麻綿W 万 根: 8目 品種: ひのみどり


2番抜き 約20枚

 五八麻綿W 万 根: 7.5目 品種: ひのみどり


3番抜き 約20枚

 五八麻綿W o万 根: 6目 品種: ひのみどり


4番抜き 約30枚

 五八麻綿W o登 根: 5目 品種: ひのみどり


5番抜き 約40枚

 五八麻綿W 喜 根: 4目 品種: ひのみどり


6番抜き 約40枚

 五八麻綿W 花 根: 3目 品種: ひのみどり


◎お問い合わせ

  お近くの畳材料商様、または弊社(0965-46-1131)までお問い合わせ下さい。