価格安定に向けての全体設計作り
近年は産地へ勉強にいらっしゃる畳店様の訪問が増え、高級品の需要が一部で増えています。一方で、今年夏の敷物新聞掲載の畳店アンケートにありましたように、化学表を扱うと答えた割合が前年2.6から今年10.9%と伸び、国産は前年59%から今年43.5%と減少しています。
化学表のメーカーは1つの会社として、商品・価格・プロモー ション・流通をどのようにして市場でシェアを伸ばしていくか、全体設計がしっかりしているように思います。
一方、我々熊本産地では、生産者と問屋がそれぞれ思い思いに生産・流通しており、いかに国産を売っていくかの全体設計はあまりないように思います。産地が少人数となった利点を生かし、熊本産畳表をいかに販売していくかの全体設計を生産者と問屋が一体となって検討し、今後も産地として全国に安定供給出来る事につなげていきたいという趣旨で行いました。
日時:9月9日(土)15:00~17:00(勉強会)
場所:肥後物産(株)2階会議室
参加者:21名(生産者)
内容
1)計画書作成の手順について
計画書作成には、ITコーディネーター協会のツールを活用しました。
2)目標設定・現状認識・対策・実行計画
(今回は目標設定・現状認識まで)
◎勉強会を終えて
慣れない作業で負担があったのでは?と思いましたが、「はじめての試みでしたが良いことだと思う」「勉強になりました」との声が多く、さすが若手生産者と思いました。中にはこのような事業計画策定のセミナー経験者もおられ、リードして頂き助かりました。
次回は11月初旬に「対策」を検討したいと思います。