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肥後物産通信3月号「泥染めしていない畳表のご案内」

 販売開始から3年目となります「泥染めしていない畳表」のご案内です。2018年産は約1.5haの面積で、無染土表に適する品種といわれる「夕凪」を栽培し製織しました。

 畳表は3種類の販売で、本間麻綿W(1番抜き)・五八麻綿W(3・4番抜き)の3種類の販売となります。

(2番抜きの五八麻綿Wは完売)

  • 本間麻綿W(1番抜き):81枚
  • 五八麻綿W(3番抜き):55枚
  • 五八麻綿W(4番抜き):88枚

1番抜き:本間麻綿W 登 81枚(3月9日現在)

 根:6目、重量:25.4k(10枚当り重量)


3番抜き:五八麻綿W o喜 55枚(3月9日現在)

 根:4目、重量:20.6k


4番抜き:五八麻綿W 桜 88枚(3月9日現在)

 根:3目、重量:18.4k


泥染めしていない畳表」の特徴について
◎特徴(これまでご使用頂いた畳店様のご意見など)
  • い草の油成分が出てツヤがあるため、ホテルや旅館などの大広間などでは、酒をこぼしても裏側まで浸透しづらく、裏返しが出来る可能性が広がります。(この点が施主にとっても一番のメリットと思われます)
  • 納品時に畳表を拭かなくてもよく、カビが生えにくい。
  • 一定の色まで早く退色してしまうが、その後の退色は普通の畳表と変わらない。裏返しの時は青味が維持されたままの色合いでした。(その現場の写真を昨年10月の講演会で見せて頂きました)
  • 染土がないことで品質の落ちる草は手作業により省いています。そのため下級品においても手間を掛け、出来るだけ選り優られたい草を使用し製織されています。

◎デメリット(染土がないために)

  • 通常の畳表に比べ、い草の油成分でツヤがあり滑りやすい。(ただこれまでクレームになった事はないとの事でした)
  • 通常なら染土で隠れてしまう品質の落ちる一部のい草も手作業で選り出し、製織ではい草が水分を吸収しにくいことから高度な技術が必要となり、手間やロスが多く単価が高くなってしまう。

販売の趣旨についてはこちらまで