2月9日(金)研修会

研修会 座学(肥後物産)

  見本帳を活用して説明する際に役立つ基本的な畳表見分け方の内容です。施主にとって、畳表の違いは分かりにくいものですが、価値の違いが分からないと、誰でも安い方を選ぶと思います。

 最初は同じように青く見える畳表ですが、数年後には品質の違いが大きく表れてきます。仕入れる際に数年後の品質を見分けるポイントとは?そこから施主がお金を出す価値の違いとは何か?ここがよく伝わる事を狙った内容となっています。

 

 当日の品評会会場に行く前の予習として、新芽・古芽を中心に説明を行います。品評会に出品されている製品はどれも素晴らしく、見分けがつきにくいと思いますが、ポイントをつかめば、その僅かな違いを見分け、それが施主様への自信をもった説明につながると思います。

品評会見学 (JAやつしろ中央い製品集荷所)

 今年度から春の開催に変わりました。会場も「JAやつしろ中央い製品集荷所」(熊本県八代市千丁町新牟田322−2)となっています。 展示時間は 9:30〜15:00 の案内となっています。

 

 品評会に出品されている製品はどれも素晴らしく、見分けがつきにくいと思いますが、ポイントをつかめば、その僅かな違いを見分け、それが施主様への自信をもった説明につながると思います。弊社研修会にぜひご参加ください。

 


2月10日(土)研修会

製織体験(生産者)

 製織体験は、同じ織機で織っても、なぜ織りの良いものと、そうでないものと分かれるのか?その理論を学び体験して頂く内容です。

生産者には、それぞれに技術や工夫、徹底度に幅があり、それが畳表の織りや仕上げなど品質の違いにつながります。これらも価値の提案に生かして頂けたらと思います。

 製織作業の終了後は、お互いの要望や思いを意見交換する時間を設けたいと思います。産地・消費地のそれぞれの現状と今後の事など、お話し頂けたらと思います。


2月11日(日)(自由参加)

久保木畳店講演会(9:00〜10:00)

 講演会は、畳文化を国内外へ発信しようと、2023年4月に”TATAMI VILLAGE”として情報発信の店舗をオープンし精力的に活動されておられる福島県の久保木畳店 専務の久保木史朗様に講演頂きます。 

 畳業界に入って数年しか経ちませんが、さっそく産地研修に参加して畳表の知識を高め、その知識と持ち前の行動力により、ある工事物件では質の高い提案と情熱により、並品から本間麻綿W”ひのさらさ” に変更して頂いたりと産地にとっては大変励みになる活動をされています。「お客の好むものを売る」のではなく、「お客様のためになる提案」の実践は、ぜひ多くの人に聞いて頂きたいと思います。

 また国内外への畳の情報発信についても、さまざまな取組みをなされており、これらについてもお話し頂きたいと思います。

高級品展示会(10:20〜12:00)

 過去の大臣賞など受賞生産者はじめ、熊本の最高級品を出来る限り展示します。生産者も参加されて直接会話出来る場にする予定です。商品のこだわりも直接聞いてみてください。

 今回のメイン展示場は、生産者名を伏せた状態で展示し、来場された皆様に最も良いと思われる商品を投票して頂こうと思います。畳店様が選んだもの、生産者の皆様が選んだものを見て頂き、生産者にとっては、畳店がどのようなものを望んでいるのか?また畳店にとっては、生産者はどのようなものを良い品と考えているのか?それぞれに、その感覚を肌で感じて頂けたらと思います。

 畳表を見分ける力をつけるには高級品を見ておくことです。これらの見学を通した研修が、購入時点で数年後の品質を見分け、価値の違いを施主様に説明して理解して頂ける質の高い提案に結びつくと思います。