製品に対しての技術的な講習会などは、これまでも行われてきましたが、トヨタ自動車にある「モノづくりは人づくり」という視点が必要に思います。「誰かの為に」という想いを持ってモノづくりをすることであったり、基本的な価値観を共有します。
生産者の皆様とは、定期的に勉強会をひらき、安心・安全・高品質な畳表を供給できるよう努めています。
「厳しい」と言われる熊本産地の状況を良くする基本は、良い考え方、価値観を持つことから始まると思います。
身近なスポーツチーム、職場、例えば自動車会社や家電の会社などで、仮に「誰が悪い、彼が悪い」と言っていたら、やがて姿を消してしまいます。そう思うのではなく、
・課題は自分たちで解決していこう
・自分たちが作り出すい草・畳表の価値を世の中の役に立つよう提案していこう
・違う意見も謙虚に聞き、理解するよう努めよう
という姿勢が大切です。また、
・「誰かの為に」という想いを持ってものづくり
個人のそれぞれの理念は違っても、会社など同じ組織で成果を高めるには、一般に経営理念があり、同じ方向性で仕事をすることで成果を高めていかれると思います。産地を1つの会社と仮定して成果を高めていくためにも、同じ理念(基本的な価値観や信条)を持つほうが良いと考えます。
私たちは、このような良い考え方、価値観を共有して産地全体が良い方向に向かうようにしましょう。
そして熊本畳表の安心・安全・高品質を研ぎ澄ましていきたいと思います。